低ホスファターゼ症(HPP)では、
日常生活に影響をおよぼす可能性があります。

HPPは、長期にわたり骨や臓器に障害を来すため、日常生活が妨げられることがあります。小児のHPP患者さんでは、発達や成長が遅れ、ハイハイや立ち上がり、歩行が遅れたり、困難になったりすることがあります。成人でも運動能力に困難が生じることがあります。

HPPの患者さんにとって困難な動作の例

小児の場合 友達に遅れずについて歩くこと、学校内を歩き回ること
成人の場合 仕事場への往復、日常の家事や作業をすること
小児の場合 友達と遊ぶこと、
スポーツをすること
成人の場合 スポーツをすること、
子どもと遊ぶこと
小児の場合 学校や社会的行事で
立っていること
成人の場合 職場や社会的行事で
長時間立っていること
小児の場合 自分や友達の家、学校などで
階段を上り下りすること
成人の場合 自宅や公共の場で階段を
上り下りすること
小児の場合 教科書やおもちゃなど、
身の回りの物を運ぶこと
成人の場合 子どもを抱えて運ぶこと、家の掃除をする
こと、食料品などの買い物に行くこと
小児の場合 学校にいる間、起きていること、注意散漫にならないようにすること
成人の場合 仕事中や子どもの世話をしているときに、起きていること、注意散漫にならないようにすること

HPPは、成長と発達に影響を及ぼすことがあります。

成長

  • 成長が遅れたり、発育が妨げられることがあります
  • 同じ年齢の子どもと比べて体重が少ないことがあります(成長障害)
  • 頭蓋骨や胸郭などの骨の成長に異常があることがあります
  • 体の他の部分とのバランスを考えると、腕と脚の骨が短いことがあります

発達

  • 健康な小児が行える基本的動作ができるようになるのに時間がかかったり、困難になることがあります
  • 物をつかんだり運んだりすることが難しいことがあります
  • ハイハイ、立ち上がり、歩行の開始が遅れることがあります