HOME > 患者さんインタビュー

患者さんインタビュー

低ホスファターゼ症とともに歩む、すべての方へ
低ホスファターゼ症とともに歩む、すべての方へ
Vol.4
私の経験を
まだ診断されて
いない患者さんに
役立ててほしい
親子で笑い合える未来のために
福田 由美子さん(仮名)60歳代 女性
きわめて低い骨密度 
関節痛と筋肉痛も激しく
やりたいことをやろう! と励んだアルバイト

 50歳代に入る頃には3人の子は独立していきましたが、同時に、 私は子どもの頃から感じていた疲れやすさ、体力不足にあらためて 向き合うようになります。関節痛や筋肉痛を感じるようにもなって きました。ですが人間、50歳を過ぎれば周囲にも「腰が痛い」、 「膝が痛い」と言い始める友だちが増えてきます。私も「歳をとっ たらこんなものかな」くらいに思っていました。

 やがて親の介護で毎週実家に通うようになり、娘の出産も重なって、目がまわるくらい忙しく過 ごすようになります。疲れやちょっとした痛みなんて、意識する余裕がない日々が続きました。
 60歳になって状況が落ち着いた頃、最初にお話しした腕の骨折に見舞われます。総合病院の外 科を受診し、ギプス固定で治療を始めました。3ヵ月後に骨密度を測ると数値がとても低かったた め、骨粗しょう症の治療に力を入れていらっしゃる整形外科クリニックにかかり始めました。クリ ニックで受けた検査でも骨密度がきわめて低いという結果で、骨粗しょう症の治療を始めることに なりました。

やりたいことをやろう! と励んだアルバイト

 関節痛と筋肉痛が激しさを増してきたのは、 この頃でした。歩道の段差にも気を使わなけれ ばならないくらいの痛みで地に足がつかず、ま るでふわふわした綿の上か砂の上を歩いている かのよう。自転車が横を通り過ぎただけでよろ けてしまうこともありました。バスのステップ を上がるのも一苦労で、ひとたび座席に座った ら、降りるために立ち上がろうとしても思うよ うに力が入らない。さすがに「これはおかし い」、と思いました。

前のページへ 次のページへ

This site is intended for Japan audiences only. Ⓒ2024 Alexion Pharma GK